Ever17ふたたび

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Ever17では作中のキャラクタが歌っていた子守歌が特に印象に残っている 前後のストーリーの文脈は忘れたけど、この歌だけは何故か覚えていて、ふとした時にこの歌が脳内に流れてくる 今日またふと思い出した こういうふとした回想がこれからの人生を埋め尽くしていくのだろう

 

Ever17はノベルゲームというメディアの特性を活かした傑作という印象(多分これは一般的な評価から外れてない筈)だけれど、基本的なルートを回収した後の、様々な伏線の回収が行われる終盤まではダレる作品でもある 

 

正直に申すと儂ははじめニコニコ動画Ever17を知り、未プレイのまま実況動画を見ていました しかし、物語半ばで、実況動画の投稿者が失踪してしまったのです 本当に中途半端な状態で動画の供給が終わってしまい、ここからどう面白くなるのか気になって、仕方なくDL版を購入しPCでプレイしたのです 

中盤まで既にみたシナリオを繰り返すのは怠かったが、結果的には一人でプレイしてよかったと思っている やっぱり他人の実況で作品を視るとシナリオに対する印象が偏ってしまいがちなので

 

あと、物語終盤の怒涛の展開に対して自分なりにテンションをもっていけたのも良かった 作品の良し悪しは、作品の勢いに対して自分がノれるかどうか、作品に酔うことができるかどうか、で大方決まると思っている おそらく、実況動画を通じてEver17を最後まで見ていたら、一人でプレイした時ほどテンションを持っていけなかったと思う 終盤は本当に面白かった

ノベルゲーは基本一人で楽しむようにできている まあこれは映画とか他の形態でもそうで、ソーシャルな楽しみはあくまで二次的な楽しみでしかない

 

 

ところでEver17について言及するとネタバレ不可避になってしまうのが困るところである おそらく未プレイの人からすれば前の文章はネタバレなのだろう この作品の肝は作品の構造にあって、作品についてコメントするとどうしてもその構造に関する言及になってしまうのじゃ(終盤うんぬん)

 

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Ever17の発売が2002年8月だから今月で20周年か 時は流るるよのう