エモい儚い存在しない

諏訪に行った

  • 諏訪と言えば東方風神録 いやまあその、そういや諏訪は聖地やったなーと漠然と思っただけで、今も思い入れが凄くあるわけではなかったんだけど 実際に行ってみたらなんかようわからんエモい心持ちになった 
    • 小学生の頃にお年玉で東方の同人誌を買い漁っていた、あの頃の熱量のかすかな残滓 思い出した 儂はあのときここにめちゃめちゃ来たかったんだよな、みたいな懐かしさ
  • 本当に当たり前な事実なんだけど、作品の舞台になったとはいえ、そこにキャラクターが質量をもって実在していたわけではないんだよな
    • あのキャラクターはこの世界には実在しないんだな、と無粋ながらも思ってしまう そこにいたのはキャラクターなんかじゃなくただの現実の人間で、ここは人間の行為の帰結でしかなくて だから、儂にとって聖地巡礼はキャラクターが現実世界に入り込む余地などないという事実、不在性を確認する行為でもある
    • でも、存在を知らなければ不在を感じることすらできない その土地に勝手に結びつけられてしまった、儚くて実在もしないような何らかの対象を儂は知っているし、そうすると、やっぱりそれは我々とは別の形でいるんじゃないかと思う いないけど、そういう対象があることを逆説的に実感する、そんなよくわからんエモい感覚を感じている
    • この感覚は聖地巡礼でなくても、見慣れない場所であればどこでも感じ取ることができる その土地、その異界に何らかの文脈と不在性を勝手に感じて勝手に感傷に浸る そういう錯覚的な面白さが旅行にはある
    • 儂がこういうことを意識するようになったのはたぶん東方の影響だろうな 東方の世界観は「実在しない者たちの楽園」てコンセプトが中心だったから

 

 

 

 

クーネル・エンゲイザー

この曲、ずっと音MADでしか聴いたことなかったけど良かった

動画が良い