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儂は一つの作品にわりかし長く浸かるタイプの人間だと自認していて、一度浸かるとしばらくはその作品が頭の中でずっとぐるぐるしている 一度作品を気に入ると、作者がどんな人間なのか気になって調べてしまう 作品が面白いときは作者本人が面白い人間であることが殆どである 作品は作者と作者を取り巻く環境の二次創作だと思っているので、ツイッタで気になった二次創作の一次ソースを探す感覚で作者のことを調べている 東方projectにはまった時は作者の好きな作家(森博嗣とか京極夏彦とか)の小説を読んだり好きな音楽家姫神松居慶子)のCDを買って聴いていた あと作者の日記とかを読むと作中人物の思考がプンプンに表れていて面白い こういうのを観察するたびに自分には面白い作品は作れないな……と思う 昔小説を書いて同人誌を作ろうとしたことがあるのだが、キャラクター同士の会話が全く思いつかなくて詰んだ そのときはそもそもキャラクター同士を会話させないようにして難を逃れたのだが 他人と会話できない人間が、他人同士の会話を想像するのは、よほどの想像力か経験がなければ難しい