イリヤの空、ウィキペたん

イリヤの空、UFOの夏』読了

おもしろかった ゼロ年代に特有なよくわからない所で盛り上がる謎のエネルギッシュな雰囲気を感じ取れて最高じゃった

この前観たアイドルマスターでも思ったんだけど、昔の作品って妙な所で現実離れしているところがあるよな SF的な要素ではなくて、日常を描写する、いわば現実世界における現代人の日常に近い生活シーンにおいてもところどころフィクション的な要素が散りばめられている 今の作品でもこういうところはあるのだが、このフィクションの散りばめ方が、昔と今とは明確に違っているのじゃ その違いを言語化しろと言われるとうまくできないんだけど、確実になにか今の作品とは違う

現実感の無さでいえば文化祭がとてもわかりやすい フィクション作品での文化祭はやたらと規模が大きくて滅茶苦茶で、そんなんやる?と思う企画に生徒全員が全身全霊で取り組んている

ただ、現実の昔では、今では考えられないことを普通にやっていたりするので油断ならない フィクション作品では文化祭の後夜祭に男女のフォークダンスパーティをやっていることが多く、現実だったら絶対にありえないよな、と思いながら読んでいた が、聞いたところ儂の親の世代では実際に行われていた文化らしい 作者と自分とでは文化的なギャップがあるために、儂が現実感を感じられていないということもままあるのじゃ

最終巻(四巻)の展開にはうわーと思ってしまった 主人公がエロ本で自慰をするシーンと、ヒロインが浮浪者に襲われるシーンとが交互に描写される話が冒頭にあって、この作品ってこういうことやるのかみたいな驚きとともにエヴァの例のシーンを思い出していた

まあ世界系の金字塔という触れ込みで作品を知ったので、顛末についてはある程度予想はしていたのだけど、こういう作品を久しぶりに読んだのでウニャウニャ あと主人公にあまり魅力を感じてなかったので、魅力的な新聞部のメンバーが終盤出てこなかったのが残念じゃった

アニメは一話だけさらっと観たけど、脳内で展開していたイメージと違ったから観なくても良いかな

アニメ原作どっち先にみるかについて、儂の場合はアニメから観た方が楽しみの総量が多くなりがちじゃ(アニメで満足して原作読まないこともなくはないけど、原作を先に読んだ時の方がアニメを観ないことが多い)

『知見山』というChrome拡張を入れている chromeのタブを開くと検索画面ではなくwikipediaからランダムにページを選んで表示するという拡張機能じゃ

たまに面白いページに出会えるのが良くて、今日は『ウィキペたん』というwikipediaの非公式マスコットキャラクターのページに飛んで良い気分になれた

Wikipedia:ウィキペたん - Wikipedia

ウィキペたんかわいいのう 見た目がちゆ12歳っぽい 胸のあたりにある『ワィ』って文字は何だ?『ウィ』じゃないのか? 2ちゃんねる発祥だからワィなのか?謎じゃ