シューティングゲームと東方

 

東方新作買っちまったぜ

新作が夏コミで出るということは知っていたが、コミケ頒布日当日にSteamで公開されたのは思わぬサプライズじゃった いつもなら公開は頒布日翌日から二週間後といったあたりなんじゃが 

今作は前作同様市場がテーマになっているようなので、不当な価値の操作≒買い占め、転売を現実世界の市場(コミケ)に重ねて対策してきたという節はありそうですね

 

 

東方やっぱ面白いな

シューティングゲームの面白さは、体力がギリギリの状態で、最後のボスを倒せるかどうか分からない、という瀬戸際の一瞬にすべてつまっている プレイヤーはそこまで到達して、初めてシューティングゲームの真の面白さを知ることができる

そこまでの道のりは苦行である 繰り返し死にながら攻略方法を探索しなければならず、いつクリアできるのかわからない 言ってみればシューティングゲームは残酷なまでにプレイヤーに成長を要求する前時代的なゲームといえる 

逆に、今の時代にシューティングゲームを作る人間は、その楽しさの最高到達点までプレイヤーをゲームから離さないように繋ぎ止めないといけない

プレイヤーが成長したい!と思うには、それだけの魅力をゲーム側が携えている必要がある このハードルは果てしなく高い いつでも、すぐに他のコンテンツへ逃げることができる今の時代なら尚更じゃ

 

東方は、そんな課題をゲーム全体のバランスの良さで解決している(と思う)

ゲーム全体の世界観、キャラクターデザイン、シナリオとそれに基いたゲームシステム、そしてサウンドといった演出 

それぞれがバランスよく調和していて、個々の良さは突出していないとしても、作品全体を通して唯一無二の魅力を感じることができる 一人の製作者の奇跡的なバランス感覚によって作品の魅力が支えられている

今作もこのバランスの良さは全く変わってなかった 

 

 

今作は特にゲームシステムが良かったな 

繰り返すごとにプレイヤだけでなく自機が強化されていく今作のシステムが一番好きかもしれない

今作だけに限らないけど、システムがゲームのシナリオにしっかり基づいているというのもめちゃくちゃスゴくて最高 

商業ゲームだと、システムから先に決定しているのでゲームの世界観とシステムが全く合っていない、ちぐはぐな作品が生まれがちじゃ 殆どのガチャゲーがそうなんですけど

 

 

ゲームの難易度は、やりようによってはめちゃめちゃ難しくて、工夫すればめちゃめちゃ簡単になる やれば分かる 

やっぱりゲームシステムがいいな~ 音楽もよい 良いゲームじゃ バグは直して栗