儂は浮世離れしていてふわふわなキャラクターが好きじゃ ふわふわなキャラクターがふわふわな世界でふわふわしている作品が好きじゃ
そして、そういうキャラがすごく現実的なシチュエーションに晒されている二次創作を見ると、一瞬だけ戸惑ってしまう
たとえば女性という設定が形式的に付与されたふわふわキャラクターについて、その女性という設定を拡大して肉体的な美を強調した二次創作がツイッタで流れてくると「えっ!」と思ってしまう その戸惑いは一瞬で、すぐに喉元を過ぎていくんだけど、そういうイラストに出合うたびにそう感じるので微妙な違和感がある ドキッ!ではなくなんで?というような戸惑いが一番先にやってくる(そういう二次創作が嫌いなわけではない)
たぶんだけど儂はふわふわなキャラクターを人間的なモノだと認識していない
だから、そんなキャラクターを人間的に補完している二次創作を見てびっくりしている、ということなのかもしれない
儂は、二次創作は一次作品のリアリティを追求したものだと思っている
リアリティにはその世界に整合性をもって存在するというニュアンスの「もっともらしさ」と、共鳴共感できるというニュアンスの「現前性」の二種類に大きく分別できる
キャラクターを人間的に補完する二次創作はキャラクターを人間的な存在と前提し、その基で「もっともらしさ」を以って補完を行っている でも儂がいつも想定しているのはあくまでキャラクターを人間的なものと限定しない「現前性」による補完だから、その前提にギャップがある そんな感じがする
まあそんなことをいいつつ、儂がキャラクターの絵を描いているときにやろうとしていることだってずっと「もっともらしさ」の補完なんだけども