- 森博嗣は、作品を対象として使われる「世界観」という言葉にあまりピンと来ていないらしい(「この作品の世界観は~」てな感じで使われる世界観ね)
- エッセイの中で「『世界観』が作者によって与えられるものなのか、読者が感じ取るものなのか?」という問いを立てて考えている 作品の世界観はいわば舞台設定みたいなものだから前者が当てはまるのではないか、と意見していて、けっこう面白かった
- 儂は、世界観は作者に与えられるものでも、読者が勝手に感じ取るものでもないような気がしている
- 作品世界が作者によって「創造される」ものとして捉えるのではなく、ありうる無数の可能性の中から作者によって「発見される」ものとして捉える そういう態度が表れた結果、「世界観」という言葉が作者と切り離して作品に使われるようになったのではないか、と予想している
- 主体をぼやかす感じがすごく日本らしい表現だと思う 「それって一体、誰の世界観なの?」と森博嗣が疑問に思うのもごもっともである
- 二週間に一回くらいの頻度でキャラクターを描きたくなりペンタブを持ち出すのだが、その度に全く自分の思い通りに描けなくて落ち込んでいる