だんご
西尾維新の作品は中学生くらいの頃に一度読もうとしたことがある
いや嘘 アニメを観ようとしたんだっけ
当時森博嗣と京極夏彦の小説を読み漁っていたので、それら二人の小説に影響を受けた小説家の小説とかも読んでいて、その流れで西尾維新を知った
しかしなぜか学校の図書館には西尾維新の作品は置いてなかったのでアニメを見たんだった
化物語のアニメ版を見たような気がする 内容は全く覚えてなかったのでしっかり見たわけではないだろうけど
アニメ、というか映像作品って、台詞の重さと台詞ごとの間のとりかたのバランスが自分の感覚と違うことが多くて、ムズムズするんだよな
だから原作があるタイプのアニメは途中で見るのを辞めてしまうことが多くて、化物語もたぶんそうだったと思う
最後まで観たとしても、台詞を咀嚼するため頻繁に一時停止しながら視聴してることが多い
キャラクターが台詞を理解しないまま喋ってるんじゃないか、と勘繰ってしまう それくらい台詞が上滑りしているように見える
実際にはただ自分の頭が悪いだけ、ということなんだろうけど
だから、台詞を好きなだけじっくり咀嚼できるノベルゲーは儂に合ってるんじゃ
ノベルゲーでないのはともかく、ギャルゲー的な物語をアニメでも書籍でもなくAudibleの音声形式で聴いたのはなかなか良い選択だった
装飾で文章をこねくり回すような文体は、落語のようにじっくり耳で聴いた方が楽しめる
見得を切ったような文体は流し読みじゃなくてじっくりと向き合った方がリズムを感じられて面白い
君たちはどう生きるか 観た
映像のパワーをひしひしと感じる良い映画じゃ
親と見に行ったのだが、映画が終わった後にずっと映画が何をメタファーにしているかで熱い議論を交わしていて、それを聴くのが面白かった
べつに言いたいことなんか無くてよい 面白ければ